2016年6月13日月曜日

ほけんだより 熱中症


日中の最高気温が25℃を超えると「夏日」、30℃以上は「真夏日」。さらに、35℃を超えると「猛暑日」といいます。6月にも数回「真夏日」がありましたね。

梅雨が明けると、暑い夏です。「暑い夏」も工夫しながら、体調を崩さず乗り切りたいですね。工夫のあれこれを書いてみました。

★熱疲労と夏ばて
●暑い  たくさんの発汗で水分の不足になり、ビタミン・カリウム・
ナトリウムもたくさん失う。
電解質のバランスが崩れる  だるい、吐き気、元気が出ない、ぐったりする、などの症状があらわれる。この状態を「熱疲労」といいます。
この段階で気がついて水分補給をすれば大丈夫ですが、熱疲労を繰り返している状態を「夏ばて」といいます。
熱中症とは
熱疲労の状態があっても、水分補給せず、暑さが解消されずにいると体温が上がり、汗が出なくなります。ひどい時は体温が40℃以上になり
危険な状態です。この状態を「熱中症」といいます。
熱疲労の予防
l  適切な飲み物と水分補給に気をつけましょう。特におきてすぐに
寝る前コップ半分(50cc~100cc)の水を飲みましょう。
l  夜中、目覚めた時は牛乳やミルクやジュースは避けて、水やお茶を飲ませましょう。1歳以上子どもの母乳も同じです。胃腸も夜は休んでいるので、お休みさせてあげましょう。
l  クーラーの使い方に気をつけましょう。室温の目安は25℃~28℃くらいですが外気温との差が5℃以内が適切です。

2014年12月1日月曜日

RSウイルス感染症とは

RSウイルスを原因とする病気で、主な症状は発熱、咳、鼻水、咽頭痛、頭痛、倦怠感など風邪に似た症状です。
感染力は強く、2歳までにほとんどすべてのお子さんがRSウイルスに感染すると言われており、どの年代でも再感染は起こりますが、一般的には、年長児以降は重症化することは少ないです。

◆感染経路
ウイルスを含むしぶきが(飛沫)が患者のくしゃみや咳で空気中に放出され、それを吸い込む、あるいは手指を介して接触することにより感染します。

◆潜伏期間
2~7日(通常4~5日)。発症から1週間程度は咳などにより感染を拡げることに注意が必要。

◆治療
特効薬はなく、対象療法がおこなわれます。低年齢のお子さんは重症化しやすいので(肺炎等)早めの受診が大切です。

◆感染拡大の防止
飛沫感染や接触感染であることを考慮して感染を拡げないことが大切です。
  • まめな手洗い
  • 咳エチケットを守る
  • 熱などの症状が消失しても咳症状などが見られる場合は、「感染」やお子さんの体調に配慮して外出を見合わせることも検討して下さい

2014年11月1日土曜日

インフルエンザの季節になりました。

くしゃみ、咳などの症状の他に、高熱と頭痛が急激に現れたら、インフルエンザかもしれません。
潜伏期間が1~3日と短く、感染力が強いので注意が必要です。早めに受診しましょう。

今年は少し早めにインフルエンザが流行っています。予防接種は済みましたか?予防の基本は流行前に予防接種を受けることです。
これは世界的に認められている最も有効な予防法です。急性の病気や発熱があると接種できません。体調を整えて、接種するようにしましょう。
また、月齢の低い赤ちゃんがいる場合は、おじいちゃん、おばあちゃんも含め、周りの大人が予防接種をしてくださいね。